「毒出し」と「悪化」を間違えるな! byなるりえ
2026/10/30
【なるりえのひとり言1730】
「毒出し」と「悪化」を間違えるな!
今どき自然療法の世界では、よく「毒出し」という言葉が使われます。
わたしがこれを聞いたのははるか昔、もう25年以上前かも。
わたしの通ってた鍼の先生が気功も使いながら毒出し鍼ってのを提唱していて、
そっから!なるほど!って感じだった。
(あ、その先生今は多分やっていないんですけどね)
すごーく好きな先生で、わたしが恐ろしくお世話になった方。実は父親(福田稔)よりも、ここの方がわたしは先(笑)。
症状が出てきた!
湿疹が広がった!
痛みが別の場所に移った!
そこで「毒が出てるから大丈夫!」なんて話になることがあります。
いやいや、ちょっと待った


!!
それ、ただ悪化しているだけかもしれませんよ。
私は長年の臨床で、身体が良くなっていく過程で、
症状が内側から外側へ、あるいは上から下へと移っていくような変化を数多く見てきました。
身体の中心にあった不調が軽くなり、末梢に反応が現れる。
私はこうした動きを、身体が自分を守り、立て直そうとする力の一つとして捉えています
。
でもね。
症状が広がれば何でも「毒出し」になるわけじゃない!
私が必ず見るのは、そこに改善があるかどうか。
例えば、
* 以前より身体が軽くなっている。
* 身体の内側から楽になっている感触がある。
* 上の方にあった症状がきれいになっている。
* どこかに明らかに良くなった部分がある。
こういう変化が伴っているかどうかです。
何ひとつ良くなっていないのに、ただ症状だけが広がっている。
それを「毒出しだから大丈夫!」で片づけてしまうのは、非常に危険だと思っています。
そして、これは皮膚症状だけでなく、身体の痛みにも言えることです。
痛みがない=健康とは限らない。
痛みが出た=悪化とも限らない。
それまで何も感じていなかった人が、身体の状態が変わることで、痛みや違和感を感じるようになることもある。
私は長年の臨床で、身体が緩み、回復していく過程で、かえって感覚が表に現れてくるような変化を何度も見てきました。
例えば、腰痛を感じてなかった人が、腰に本当は痛みがあったことに気が付くようなる、ような感じです。
そこからが、痛みに対するケアのスタート。感じていないのは鈍化していただけの可能性があるのです。
だからこそ、症状の有無だけで判断しない。
大事なのは、その人の身体全体がどちらへ向かっているのか。
そこを見なければ、回復も悪化も見誤ってしまいます。
わたしのこの首が(AIと話しすぎストレス事変で勃発
笑)今この状態なのは、ケアして、食事も変えて、せっせと手を加えた上での状態なのか、
もしくは、何もせず体に任せてるだけの結果なのか…の違い。なにかやったとしても、それが本当に合ってるのか合ってないのか?も大事だったりしますね。
そして、もうひとつ大切なこと。
毒を出し続ける身体を作ることが、自然療法の目的ではありません
。
最終的には、大きな反応を出さなくても、自分の身体でうまく調整できるようになること。
私はそこを目指して施術をおこなっています。
症状を出すことが目的なのではなく、身体が良くなることが目的。
「毒出し」という言葉で、本当の悪化を見逃さないでほしい。
そして、
知識を得ることと、自分の身体を正しく判断できることは別です。
身体の状態は、実際に見て、触れて、経過を確かめなければわからないことがたくさんあります。
そもそも、ブログは治療の代わりじゃありません。身体への興味と理解を育てる入口です。
読んでわかった気になるのではなく、自分の身体をもっと知るきっかけにしてほしい。
ブログはその役割だと考えています。
そして、身体に何が起きているのかを考える目を、少しずつ育ててほしいと思っています。
次はセミナー11月1日!
111(ワンワンワン
)開催!

