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40代女性 乳癌再発予防 2306

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40代女性 乳癌再発予防 2306

40代女性 乳癌再発予防 2306

2023/09/15

 

M.S様 40代 女性 乳癌再発予防

 

20165月に左乳がんと診断され6月に手術

術後の抗がん剤・ホルモン剤・放射線治療を勧められるも…

 

「乳がんは元気な細胞を食べて成長する、他のものより進行速度の速いもので、手術しても取り切れてない可能性もある」との事で、医師は術後の抗がん剤とホルモン剤、放射線を勧めるが、母親が胆管がんで3年前に逝去しておりその時に抗がん剤で苦しんでいた様子を見ていたので抗がん剤はしたくないと医師に相談。

抗がん剤はしなくても放射線は手術とセットみたいなを言われたが、抗がん剤同様放射線やホルモン剤の服用もあまりしたくなく、他の治療で治るのであればそちらで治したいと色々調べて当院に来院。

 

39歳の時にアレルギー喘息になってから痰が絡む感覚がある時がある。

若い時から身体の凝り感が強い。

今年春頃から眩暈などの不定愁訴はあったが検査しても特に悪い所はないと言われた。

 

2016年7月

当院での治療開始。

平熱は37℃前後あるとの事だが腹部に冷えを感じており下肢の冷えも強い。頭部頚部の緊張が目立ち強い「頭熱足寒」状態になっている。

仕事も責任のかかる頭を使う仕事との事で、本人は負担には感じていなかったとの事だが睡眠も浅く交感神経優位状態が続いていたのだと思われる。

 

セミナーに参加した時の治療体験の後、身体が芯から温まった感じがして患部が腫れたとの事。それだけ毒が溜まっていたという事なので術後のケアや再発防止を含めて身体を整えていきましょうとお話。

 

セミナーや治療を経て、改めて放射線やホルモン剤の危険性も感じた。医師は抗がん剤・放射線・ホルモン剤のフルコースを検討していたが、抗がん剤は断固拒否の姿勢を崩さないまま、ホルモン剤はもらっても飲まないつもり。後は、放射線をどう上手に断るか説得方法を考えているとの事。

これからは自分の身体は自分で治していくという気合がとても強く感じられた。

 

 

自分の身体は自分で治す!

2時間かけて医師を説得し、抗がん剤の執行猶予を獲得

2017年8月

通院3回目。

治療と並行して食事を再度見直しているとのこと。免疫力を上げられるよう自分でも出来る事は調べて新しい毒をなるべく取り入れないようにと食材も有機栽培のものに変更。

 

自身でもケアを取り入れている事もあり4回目の治療の時点で頭部頚部含め全体的に身体に柔らかみが出てきた。患部裏である背面の緊張はまだ強い。

 

治療を始めたばかりだったため、一般的に言われる病気の兆候に少し過敏になったりと不安も抱えておられたが、それでも医師と今後の治療方針を決める際は2時間かけて説得してフルコースの治療を断り「自分の身体は自分で治す」という姿勢を貫かれた。

放射線は最後まで強く勧められたが最終的に「本人の意思がなければ治療も効かないから」と諦めてもらえたとの事。

ただし1月に再度検査するのでそれまでの執行猶予という形になる。まずは1月の検査クリアを目標に身体を整えていきたい、と。

 

術部の状態も落ち着いてきたので軽く汗をかける運動もケアに取り入れるようご提案した。

 

 

術部の感覚麻痺は「ほぼ戻らない」?

2017年9月

通院5回目。

治療を始めてから後ろを向きにくかった首が回るようになったり手術後上がらなかった腕が上がるようになる。

患部の感覚が麻痺しており医師に相談したら「感覚が戻る人もいるけどほぼ戻らない」と言われたが、この治療を続けていたら戻るんじゃないかと思っているとの事。

 

凝りの自覚症状は緩和してきたが喘息症状がまた起こり始める。身体が緩んできた分、毒出し反応もあるだろうが、台風も来ていたので気圧の低下も要因していると思われる。

喘息も今までは薬をもらっていたが「これも自分で治す」と病院には行かず治療とセルフケアで乗り切られる。

 

通院6回目。

ケアに運動も取り入れようと水泳の体験に行くと患部である左じゃなくて右腕が回らなかったとの事でショックを受けられる。腕が回らないのは首の詰まりからも来ているので患部を庇って負担がかかっていたのだと思われる。

最近は足のマッサージをしてもスッキリ感がないとの事で気候もあるだろうが仕事の忙しさもあり頭に血が上りがちで下肢が冷えているのも要因している。

 

7回目の治療の際は仕事量が増えたとの事で全体的に熱っぽいのに深部の冷え感が目立つ状態になっていた。背中の緊張もかなり強くなり患部ではない右胸に痛みを感じたとの事で自律神経が相当乱れている。ストレスで間食に菓子類を結構食べてしまっているとの事で、まだ身体が整わない内から仕事も食事も病気前と全く同じ生活にしてしまうと治療をしていても再発のリスクは上がる事お話。

 

 

2016年10月

通院8回目

眩暈が出たり腰痛が出たりする。

仕事は落ちついたが子供の学童関係の用事が忙しくなったので負担がかかっていたのかもとの事。

忙しさからか背中の張りが強くなってはいたが、治療すると柔らかくなりやすくなっていた。足のぱつぱつした詰まり方も緩和しており本人もそんな感じがしていた、と。

プールで肩が回らないのは相変わらずで腰も伸びきらないとの事だが、それでも肩を回す運動をしている事で背中がほぐれやすくなっているのではないか。腰も元々詰まりが強かったので身体が緩み始めた事で自覚症状として出たのだと思われる。眩暈も身体が変わろうとする際の調整からきているのかもしれない。

セルフケアもかなり頑張っておりストレッチと足マッサージ、毎日ではないが爪もみもしているとの事。

 

通院9回目

感じていた不調がなくなり身体の状態が良くなってきている感覚を得るようになる。

良い状態が分かるようになった分、不調に敏感になっていたのだと思った、と。

 

通院10回目にして「体調がいいとはこういうことか」と実感

2017年11年

不調なく「体調が良いとはこういう事なのか」と実感するようになる。

水泳もまだ腰は伸びきらないが肩は回るようになってきて背泳ぎが出来るようになったと喜ばれる。

毎日足マッサージをしなくても疲れにくくなり、忙しくて出来なかった時でも身体の調子は割と良いままなのも嬉しいとの事。

それでもやはりケアした時の方がお腹の調子がいい感じがするのでなるべく足マッサージはやっている、と忙しさに負けないよう自身でもケアをしっかり取り入れられている。

 

間食の事で注意した件もあり、それも意識されるようになる。

ストレスが多い分それを緩めたくて副交感神経に入れようと何か食べたがっている可能性もある事を話すと、「本当の意味で身体を整えるには早くこのループから抜け出さないとかぁ」と身体が治ることに関して再度意識される。

 

意識改革をされ、その後間食をぐんと減らすようになる。

定期的な治療に加え、運動やセルフケアで身体の詰まりは更に緩み奥にあったコリが表面に浮き出て腰痛の大元になっていた深部のコリもぼこんと出るようになった。この頃には腰痛も感じなくなる。

腹部にあった冷え感や緊張もなくなり揉み込んでも嫌な感覚がしなくなった、と。

 

 

術部(右胸)の感覚がまだらに戻ってきた

体調の波に不安になるもここが踏ん張りどころ

2017年12月

通院12回目。

仕事の忙しさと子供の学童関係の忙しさが重なり体調を崩す。

風邪を引き、治ったかと思うとぶり返し39℃まで熱が上がったがしんどい感覚はなくむしろ動けたのが逆に恐かったとの事。

ゆっくりする時間が取れず自律神経が乱れている感覚もあったとの事で、身体が限界のサインを出したのではないか。

寒くなりまだ油断出来ない時期でもあるのでなるべく身体優先にする事お話すると自分でもこれは良くないと仕事量をセーブされる。

 

セルフケアをする時間も取れないとの事でつむじ風くんを使った爪もみを提案した。

 

2017年1月

 

年末の体調不良から不調が続くようになる。

ほぼ戻らないと言われていた左胸の感覚がまだらに戻ってきた、と本人は毅然としていたが生理痛が酷くなったり、右胸が階段を降りる時など振動が加わった時に痛む事もあり、再発や転移の不安を持たれていたようだったので、目に見えた結果で身体の状態を確認出来るよう検診の際に白血球像も出してもらうよう提案。

検査は今回はエコーと血液検査。エコーで再発は見られず次回は6月にCT予定。6月の検査も本当はエコーとマンモグラフィと骨の検査(転移検査)と血液検査の予定だったが数が多すぎて身体の負担にならないもので数を減らしてほしいとお願いした所、造影剤を流し込む全身のCTのみになった。

 

前回は術後だったので白血球像も取っていたが、今回の検診では取っていなかったらしく白血球像はもらえず。

しかし白血球は5800から6200に上がっていた。

 

体調不良もあり、自分の身体が治るペースに遅さを感じたり水泳でも他の人との肺活量や体力の差に気落ちしている様子があった。

どうしても忙しくしている分、まだ回復スピードが追い付ききれていないが、しかし白血球数は上がっており体力も術後より格段に上がっている。

もともと強い冷えや眩暈など、身体のバランスが乱れていたので身体が治るまでには体調に波が生じるが、体調が良かった波があった事を思い出してここが踏ん張りどころと本人と再確認した。

 

 

インフルエンザ感染も薬を使わずお灸などで乗り切る

2017年2月

通院16回目。

子供からインフルエンザをもらうが病院には行かずお灸などを使い自分で治される。

発熱した事もあり身体も相当詰まっているかと思いきや逆に前回治療時より柔らかくなっていた。インフルエンザ後に身体がしんどくならないようにと相当ストレッチを入れたとの事でそれがかなり効いた様子。インフルエンザになってから水泳を休んでおり、今もなんとなく行きたくないとの事で、ある意味ストレスになっていた水泳を一時中断した事も大きいかと思われる。もとは良く運動をされていた方なので、身体が休養を求めているうちは運動はしたくなくなる事、身体が良くなれば自然と行きたくなるのでそれまでは無理して運動は取り入れなくても大丈夫である事お話。

 

インフルエンザが治った時に左足の親指の爪が剥がれた。血流が悪かった分インフルエンザの際に栄養を持っていかれたのか、もともと何か衝撃を受けていたのか不明だが今はまた湿潤療法でケアしているとの事で治療でもしっかり血流を送りつつ当院で扱っているオイルで栄養を入れていく事も提案。

 

2017年3月

 

花粉症と風邪を同時に発症する。

花粉症と風邪の併発は毎年との事だが、身体の状態から花粉症は去年よりましではないかと尋ねるが去年は眩暈などの体調不良マックスの時だったので比べられなかった。

 

花粉症は出ているがオイルでカバー出来ており、身体の不調も年明けに比べると大分落ち着いてきたようで、右胸が痛む時はひやっとする事があるようだが以前のような気落ちしている感じはなくなった。

 

学校と学童の役員を掛け持ちする事が決まり、また忙しくなるが今度は身体優先で体調を見ながら仕事をセーブしようと思うと忙しさの調整もされるようになる。

 

3月末からはまた水泳も再開される。

 

2017年4月

体調の良い日が続く。

水泳に行くと背中が詰まる感じがするので磁気で流すケアを増やしたとの事。

まだ胸の痛みがあり右も左も痛むのでしこりがないか探してしまうとの事だが、痛みが胸の中心にきているのでやはり自律神経の乱れが原因しているのではないか。気がかりな事も色々あるようでその緊張からもきているのだと思われる。

 

2017年5月

通院20回目

胸の痛みの感じ方が変わってくる。

普段は痛みを感じないようになり、つむじ風くんやコリンコでのケアを入れると流す時の痛みを感じるようになった。

学校の役員掛け持ちで忙しくしていても磁気でのケアをすると翌日もクリアに動けておりしんどさも感じないとの事で、その定期的なケアもあり背中の柔らかさが続く良い状態が保てている。

 

以前と顔つきが大分変わり、キーンとした緊張感が大分朗らかになってくる。

副交感に入ってきているようで、最近食べたものが身につくようになってきて食事の調整をしないといけないようになってきたとの事。

 

調子が上がり始めたので勢いをつけるために刺絡治療開始。

初めての刺絡後は変に体調良く、そのあと子供を公園に連れて行ったのだがいつもは見ているだけだったのが自分も一緒に遊ぶくらい体力が持ったとの事。

今までの治療経過の中で身体の状態が良くなっていた分、新しい刺激に身体が反応しやすかったのだと思われる。

 

2017年6月

 

通院22回目。

前日に造影剤を入れてのエコー検査があった。造影剤の影響も考えて検査の翌日に当院での治療予約をしていたが、やはり造影剤投与後に気分が悪くなり自宅でも磁気で流していたとの事。

磁気でのケアをしすぎると逆に疲れてしんどくなるので毎日していた磁気でのケアを肩こりを感じる3日置きに変更。

セルフケアの頻度変えたり、水泳でバタ足出来ないので筋力をつけるために筋トレを始めたりと自身の状態に合わせてセルフケアをプロデュースするようになる。セルフケアをきっかけに身体が変化するようになった事を再確認した。

 

造影剤エコー・採血検査の結果

保留にしていた抗がん剤などの治療は不要と医師も判断

2017年7月

通院23回目。

エコー検査での結果が出る。

数値はどれも正常で、医者にも「これなら(保留にしていた放射線等の)治療とかいらないし考えなくていいね。今の良い生活を続けるように」と言われた。

ここ1カ月は体調も良くぐっすり眠れてもおり、もともと悪性度の強い癌だったが、薬などに頼らなくて本当によかったと改めて思ったとの事。

 

 

術前は白血球数5100、リンパ球21.7%。

現在は白血球6200、リンパ球は31%。

まだ少しバランスは乱れているが、術前のリンパ球数1106に比べると現在のリンパ球は1891と1800台に乗り免疫数値はかなり上がった。

 

患者は現在も月1ぐらいのペースで再発予防も兼ねて身体を整えるために治療に通われている。

 

瞑眩や体調不良を乗り越えながら自身でのケアも積極的に取り入れ悪性度の強い癌の再発を予防した良い症例となっている。

 

 

 

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