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50代男性 難病 結節性多発動脈炎

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50代男性 難病 結節性多発動脈炎

50代男性 難病 結節性多発動脈炎

2022/12/08

M.Tさん 男性   初診 2017年8月下旬

 

2年前に結節性多発動脈炎と診断される。

手足の紫斑痛み、むくみ、発熱。その後手足のしびれが出てくる。

抑えるのにステロイド(プレドニン)、イムラ、リリカ服用。

飲んでると止まるが一時的なもので、体の治癒が進んでるようには思えず。

病院での治療に疑問を持ち始めていろいろ調べたところ当院を知って減薬を始める。

血液数値 :  白血球6700 リンパ球8.3% リンパ球数556個

異常なほどのリンパ球の減少がみえる。

薬の影響で交感神経がかなりの度合いで優位になりすぎている。

免疫はボロボロの状態。

手足は血行が悪く、青紫色になるほど冷えた状態。

見た目もまさに頭熱足寒(頭寒足熱の反対)の典型。

 

休職中で1週間に1~2度のペースで治療を開始していく。

 

2回目の治療時には手足の冷たさを感じない時が出てくる。

見た目にも血色が良くなってきたのがわかかる。

体のコリが強い自覚はなかったが、体が緩んできたことによって痛みを感じやすくなる。

睡眠も浅かったのが深く眠れる日が増えてくる。

紫斑や痛みはあるが緩和している。

 

1か月後

血液数値 : 白血球4400 リンパ球21% リンパ球数924個

白血球は減るがリンパ球が増えて体がバランスとり始めているのがわかる。

しかしながら体も悪い時が普通と思っているので、

更に1か月後

血液数値 : 白血球7000 リンパ球8% リンパ球数560個

身体も一辺倒によくなっていくわけではないので揺れ動く。

数値にこだわらず、自身の体の感じ方がとてもいいので気にしないと言う。

 

 

2018年~

自身の免疫こわす薬を入れている限りずっと繰り返すと思い

減薬から脱薬を決意。

大きなリバウンド来ると思っていたようだが、

痺れ、紫斑出るものの、服薬していた時よりも軽い。むくみはどんどん減っていく。

 

この時からいたるところにこぶの様なもの出るが、

寝て起きると嘘のように消えることが起きる。

今までにない症状が出たことで少し慌てていたが、

今まで体に負担かけていたのに都合よく治るわけがないと

より体に向き合う姿勢になる。

身体はぐっと柔らかみ出てきて、さらに手足の冷えが緩和してくる。

 

4月~日がたつにつれてなにか症状が出ても今までよりも体の調子がいい。

職場復帰を目標に生活スタイル変え始める。

血液数値 : 白血球4400 リンパ球36% リンパ球数1584個

白血球は少し低めだが、バランスが取れてきている。

職場復帰した時のストレスに負けないよう、

負荷のかかる運動などを体の調子見ながら開始。

 

負担かけると紫斑としびれ感出てくるが、

今まで奥でくすぶっている感覚があったのが表面的になってくると伴に、

症状が出ても引くのがとても早くなってくる。

 

10月~勤務時間を短縮してもらい、職場復帰を果たす。

想像以上に体に負担かかっていたことを実感。

同じ姿勢でいて体が固まっているのを感じると少し症状が出るが、

VEBIAに通う前は症状を感じるとどんどん強くなっていくのが分かる感じだったのに、

そういったものは一切感じない。

身体労わってやろうと心に余裕がでる。

週1回通いながら自身でも運動したり、お灸や磁気マッサージで状態を保ちながら徐々に勤務時間を増やす。

寒くなってくると、必然的に血流も落ちやすくなり紫斑が増えるが、しびれが増すようなことはない。

仕事も忙しくなって自身でのケアがあまりできないとより症状が出てくることに気が付き、

お灸1個でもやるように心がけ、冬を乗り切る。

 

 

2019年~

負担かかって症状も強く出るかなと思っていたが、

もう1歩前進したいと思い切って旅行にチャレンジ。

かなり疲れを感じて、いつもより紫斑は多く痺れも出たが、治まりも早い。

普段と違うこともして体を鍛えるのも重要と気づく。

下肢にも蕁麻疹などの毒だし反応も出てくる。

血液数値 : 白血球5000 リンパ球38% リンパ球数1900個

バランスの取れたいい状態に入ってくる。

 

 

2020年~

コロナの影響でテレワークになったこともあり、意識的に体動かすが今までよりも運動量減。

背中・腰に硬さが顕著に出てくる。

自身でも体調をよく感じるようになっていて、ホームケアの量や方法などが調整ができるようになる。

生活環境が変わっても、血液状態の多少の動きはあるものの

大きな変化は見られずいいバランスを保てている。

 

 

2021年~

生活の中でうまくバランスとることに自身が付いてくる。

自身の楽しみを存分に謳歌し、その分ホームケアで調整をはかるようになる。

寒い季節に調子が落ちることは仕方ないが、頑張りすぎて症状が出ると、どこかでブレーキをかけてしまって

ここを乗り越えないと体は強くならないと思い運動量をあげる。

 

 

2022年~

血管も筋肉と同じ組織なので、鍛えて強くするためにスポーツクラブに通う。

紫斑など出てきてもおさまるのも早く、今までとはまた違った調子のよさを感じ始める。

更に体の柔らかさが出てくる。

仕事でどうしても疲れがたまって、くすんだようになっていた肌もきれいになってきた。

自身のやりたいことなどもどんどんやって過ごすことができている。

血液数値 : 白血球4800 リンパ球37.9% 1819個

バランスをうまくとることができている。

 

 

結節性多発動脈炎という難病に対し、ステロイドなどの薬を途中でやめ、

自分の体の中の免疫力を信じて体のバランスを取り、

仕事や趣味を楽しめるようになった症例となっている。

 

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