あなたの身体から薬のニオイがしているかもしれない byなかやまのひとこと
2026/10/25
治療中に、身体から薬のニオイがすることがあります。
「そんなことあるの?」と思うかもしれませんが、実はよくあることなんです。
長年にわたって飲み薬や塗り薬を使い続けてきた方に多く見られます。
これは、薬の成分が体に蓄積していたサインです。
それが身体の外に出ようとするとき、生臭いような甘ったるいような独特のニオイとして現れることがあります。
最近、電車の中でそのにおいを感じることがものすごく増えました。
それだけ多くの人が、長期間にわたって薬を使っているということなのか、はたまた常用しているものがあるのか、少し心配になります。
以前、サルコイドーシスの患者さんのことをブログに書いたことがあります。
その方は3ヶ月間ステロイドを使用しましたが、薬が苦手だったため量を減らし、生活習慣も見直しながら取り組みました。そのさらに3ヶ月後には、症状が改善したんです。
ところが、3年後に再び治療を受けたとき、身体から薬のニオイがはっきり出てきました。
少量しか使っていなかったのに、3年たっても体の中に残っていたということ。
薬の成分がいかに身体に留まりやすいか、改めて考えさせられました。
学生の頃、クラスの女の子たちがニキビ薬を「これ効くよ!」と気軽に貸し借りしていたのをよく覚えています。
そういった日常のちょっとした積み重ねも、身体の中に少しずつ蓄積していくのかもしれません。生物濃縮のように。
「薬は代謝されて体外に排出される」とよく言われます。でもそれは、身体が健康に機能しているときの話。
薬を必要とする方は、多くの場合なんらかの不調を抱えています。
そういう状態では、スムーズに排出されないことは十分考えられます。
長期間・常用していればなおさらです。
ところで、薬の「原料」について考えたことはありますか?
多くの薬は化学合成で作られており、その原料の多くは石油由来です。
石油をそのまま飲む人はいませんよね。
でも、そこから精製・加工された成分なら身体に入れても大丈夫、と私たちは自然に受け入れています。
これって、少し立ち止まって考えてみてもいいことではないかと思うんですよね。
(遺伝子組み換えなどは話題になるのに。。。)
長期間にわたって薬を使い続けている方は、もしかしたら自分では気づかないうちに、身体からにおいが出ているかもしれません。
もちろん、薬をすべて否定したいわけではありません。
緊急時や急性期には、薬は本当に大きな力を発揮します。
ただ、こういった側面もある、ということを知っておいてほしいのです。
(あくまで個人的な意見です)

