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2301肺がん、肺線維症の疑い 50代 男性

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50代男性 肺がん 肺線維症の疑い  2301

50代男性 肺がん 肺線維症の疑い  2301

2023/05/31

2020年12月

 

健康診断で肺に影が見つかり、病院で検査したところ、医師より肺繊維症または肺がんの疑いがあるとの指摘。肝臓数値がやや高く全身状態の悪化も疑われ、家族同席での診察時には、進行性の病気のため薬など使っても予後は5年ほど言われたとのこと。

 

仕事や親の介護などによる過密スケジュールから、ここ数年は身体にかなりの負荷をかけていた自覚があった。また、親戚の鍼灸師から薬剤の身体への悪影響について聞いていたこともあり、まずはしっかり身体のことを見直そうとの思いから当院へ来院。

 

初来院時は皮膚の色が赤黒く乾燥気味になっていることから、交感神経の過剰と活性酸素の蓄積が目に見えるような状態。全身が硬く背中は丸くなっており、特に肺の裏は腫れたように盛り上がり血流の悪さがうかがわれる。手足の冷え、頭部の熱感(頭熱足寒)あり。免疫の低下した状態と見受けられた。

 

まずは溜まりすぎた活性酸素を排出する必要があるが、血流が悪いと免疫細胞が隅々まで届かないため、血流を改善することが重要。肺そのものよりも、症状を作り出した身体の状態自体を変え、自分で治ることのできる身体を取り戻しましょうとお話しし、納得していただいた。

 

デトックスを早めるために、自宅での半身浴やお灸、磁気でのマッサージをアドバイス。すべて行うのは難しいが、できる範囲で少しずつ実行していただくことになった。

 

 

2021年2月

                                                                                                    

親が亡くなり葬儀などで治療間隔が1カ月ほど空いたものの、その間は積極的にセルフケアに取り組み、疲れの残り方や身体の軽さが違うことを実感したとのこと。

介護が終わり、悲しみもあるが同時に気持ち的にも身体的にも解放されたのを感じる。気が抜けて一種の脱力状態になったが、相当の緊張感とストレスがかかっていたんだなと自覚。

また、食欲は旺盛だが体重は減っている。

 

身体に溜まっていた活性酸素や老廃物など余分なものが排出された結果体重が減り、デットクスするためのエネルギーを身体が欲するため食欲が出てきているものと思われる。

 

                                                                  

黒みがかっていた顔色が少し明るくなり、活性酸素が抜けてきたのが目に見えてくる。肌にも潤いがでて周囲から「肌の色が明るくなってつるんとしている」などと言われるほど。

背中の盛り上がりが減って姿勢が良くなり、しゃきっとした印象出てくる。

表情も柔らかくなり、今まではかなり緊張してこわばっていたことがうかがえる。交感神経優位から副交感の方へ傾いてきたのが見て取れる。

 

仕事が忙しくなり翌月は馬車馬のように働く羽目になりそうとのこと。お灸1個でもいいのでセルフメンテナンスを行い、少しでも身体の負担減らようにしてもらうようアドバイス。

 

治療は月2回。

 

2021年3月

                                                                                                                     

身体が全体的に緩んできたためか、施術中に感じる痛みの質が変わってきたとのこと。左腕に痛みが出てきたが、身体は上から下、中心から末端に流れていくとの説明通りだと実感。自宅でもできる範囲でホームケアを行い、仕事のストレスが最も強い時期にもかかわらず、いい感じに過ごせた。この時期を調子よく乗り切れたのは初めてとのこと。腕の痛みはあるが、気になる部分だけでなく全体に目がいくようになり、一つ一つの症状を必要な過程としてみることができるようになった。

顔や肌に白みがでてきており、活性酸素はさらに抜けてきている様子。

 

忙しいが身体あってこそと、治療を優先し月3回治療。

 

 

2021年4月

 

新年度で新たなストレスがかかっているのを感じるも、そこまで気にはならない。

左腕の痛みはかなり楽になったが、関節まわりに痛みを感じる。

治療中に気持ちがいいと感じるようになり、身体が良くなってきているのを実感。

 

身体がゆるみ、背中の詰まりが崩れてきた結果、奥にため込まれていたものが表面化してきている。長年、交感神経優位が続いたため、身体の奥深くに毒素を押し込めていたことがうかがえる。

手足の冷たさはかなり緩和。奥の方に温かみ感じる。

 

4月は3回来院。

 

2021年5月

 

仕事で強いストレスがあり、精神的にはかなりきつく感じたが、最近は身体が軽く調子がいいため、立ち直るのが早いとのこと。すぐに元気が出るようになり、なんであんなにイライラしちゃったんだろうと思えるくらい。

 

来院時に体が全体に硬いこともあるが、治療をしていくとすぐに柔らかみが出てくる。

身体の土台ができてきたためか巻き返しが早く、治療での反応が良くなってきている。

肌色が良くなり、当初の活性酸素の溜まったような赤黒さがなくなった。手足の冷えが改善。

 

5月2回来院

 

 

2021年6月

 

健康診断で脂肪率27%→20%に。

引っ越し作業中に腰を痛めたが、自身で何とかしようとストレッチやお灸をしたところ痛みが取れ、身体を保つことに自信が出てきた。

手足の冷えを全く感じなくなる。

腰回り硬さがあるが、施術中に柔らかみが出てくるスピードが速く、副交感神経の反応のいい緩みやすい身体ができてきた。反応のいい身体の状態保てている状態。

 

 

2021年7月

 

肺の健康診断の結果、肺の影が薄くなっていた。肺繊維症・肺がんは「なぜか心配なさそう」と言われ、おどろいて聞き直すと現段階では異常なしとのこと。

肝臓数値も異常なし。                                                                                                            

 

仕事や介護による忙しさから交感神経過剰になり、活性酸素や老廃物などの毒素をため込みすぎた結果が肺の異常として現れたと考えられる。当院での治療をきっかけに、ホームケアも取り入れながら毒素を溜めない生活に切り替え、状態の良い身体を手に入れた症例となっている。

 

 

身体を保つことの重要性を理解され、現在はメンテナンスとして月1回のペースで来院。

身体に負担をかけた時や、不調を感じた時は治療回数増やすなどして、上手に調整されている。

せっかく取り戻した身体をこわさないよう、お灸や磁気でのマッサージなどのセルフケアも継続中。

 

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