過保護は患者さんをダメにする、依存は何も生まない byなるりえ
2023/02/16
【なるりえのひとり言１２８１】 過保護は患者さんをダメにする、依存は何も生まない
こんなことが昔よくありました。
アトピーの方のお母さんがそれなりのお歳になられている決してもう子供とは言えない、十分に成人した方を連れてきて、
「この子を治してください！薬なしで治りたいんです！」
と言う。
とうのお子さんではない歳のご本人さまは、
素知らぬ顔
あ、誰かがどうすればいいか決めてくれるから、わからないし、知らない、という感じでしょうか。
あんのー、そういうとこなんですけど
！！！
主役はお母さんじゃないから、本人の意見聞かせてよっ
と、何度言いたくなったことか。って、言った気もしますが
これはあからさまに治療始めたところで、絶対無理なパターン丸出し。
私のエネルギーも永遠じゃないので、これは受けられない案件。
本人自身が心から助かりたいって思ってもいないのに、長年くっついて離れない病気を越えるなんて、無理です、助かるわけないじゃん、って思うのです。
誰の病気？！という話なのです。
いつまでも子供みたいに、誰かがどうしてくれるって思うことを捨てて、自分でマジで這い上がるって気持ちなければ、
治療なんて始めても意味なしです。
病気なんて言ってみれば、泥沼であり、蟻地獄の、地獄のようなもんなんですよ。
そこから、誰かが引き上げて這い上がらせてくれるって？！
…、無理ですよ。
で、今の医療みたいな、「あなたは考えないで言うことをきいていればいい」という、薬どんどんモリモリの医療にまんまと思考停止でハマってきた上での今の状況があるわけで。
思考停止止めなきゃ意味がない。
依存心捨てなきゃ意味がない。
病気から這い上がるのは自分。
地獄を抜け出すのも自分。
その責任を取るのも自分。
アトピーじゃなく、どんな病気だって、
治療途中にも、
薬なしで病気を乗り越えるのは苦しいし、
苦しい時には人に頼りたい気持ちもわかります。
これも意識しなければいけないことだと思うのですが、
誰かのせいで病気になったわけはないし、他者に助けを求めるにしても、助けてもらうことは決して当然ではない、
ということを忘れてはいけないのだと思うのです。
自分がこうなって大変なので、でも私は絶対にこうしたいので、
この自分の意思に対して協力してくれますか？という気持ちがなきゃダメなのだと思います。
自分がどうしたいのだという強い意思があって、あくまで責任は自分にあると認識しているからこそ、初めて周りも助けてあげたいと思うことなのだと思うのです。
自分は病気だから、助けてもらって当然となりすぎるのは、
思考停止と依存となんら変わらない、
と思うのです。
独立心の欠落は何も生まないのだと治療に来る方々を見て、実感してきたことです。
自分で這い上がる気持ち、
そこから治療も生きてくるものです。
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